HSPナースの気分転換法
HSPって、気持ちの切り替えが難しい気がする。
感情に深く入って、
考えて、考えて、
ずーっと深く考え尽くしてしまうから、
その深い感情から抜け出すには、
もっと鮮やかな感情、感覚で
心を塗り替える必要がある。
言葉では簡単。
でも、それがとっても難しいのだ。
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そこで、最近編み出した気分転換法がある(^-^)/
それは…
気分の上がる音楽を聴く事!
そんな単純な事…まさか…と思いますよね?
音に敏感な、しかも深く入り込んでしまうHSPの特性を逆手にとり、テンションの上がる音楽を聴くんです\(^^)/
…これ、ほんとに、ほんとに試して欲しいです!!!!
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例えば、
仕事で嫌な事があった、失敗した、今日は仕事に行くのが嫌だ、億劫だ!
なーんて日。
テンションの上がるアニソン、ロック、ダンスミュージックを爆音で聴きながら出勤すると…
あら、不思議!
さっきまでの億劫な気持ちが半分以上なくなってるんですよ!(*^^*)
もー、この方法に気づいてからは
前よりも仕事へ行く足取りがちょっと軽くなっちゃって
本当に助かりました!
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ちなみに、私の中でテンションが一番上がりやすいのは、
マキシマム ザ ホルモンですね( *´艸)
職場の直前まで爆音で運転してるので、
周囲の方に聞こえてバレたらと
ハラハラしています(笑)
ぜひ、HSPの方で同じ思いをしてる方がいたら、
試してみてくださいね!
HSPナースの共感力
『HSPは、共感力が高い。』
その事を知ってから、看護師でよかったと思える事と、だからこんなにツラいのか…と、納得した事がある。
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まず、ツラいのは、どこまでも患者さんの感情に入り込み、寄り添ってしまう事。
病気を宣告された辛さ、それを家族に打ち明けられないとなれば、まるで自分が本人じゃないかと錯覚するほど、どうしようと一緒になって悩む。
家族が亡くなったとか、愛するペットが亡くなったとか、悲しみにうちひしがれる患者さんと話すと、勝手に涙が出てきて、余韻が翌日以降も続く事も…
なんだか、「一心同体」になった感覚なんだよね。
それが、演技ではなく、心の底からの共感だから、ずーっとずーっと胸に引っ掛かって、印象的なエピソードは、昨日のごとく鮮明に蘇るくらい。
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そんな、共感力が強い私だからこそ、町医者に勤めている時には、他のナースには言わない悩みを打ち明けてくれる患者さんが続出した。そして、それが早期発見となり治療に繋がったケースもあった。
また、嬉しい事の共有も、なんだか家族の一員になった感覚で出来る。
例えば、子供が産まれたとか、お子さんが高校に合格したとか、ダイエットに成功したり、禁煙が続いてる事もすごく嬉しいし、共に喜び合える事で、自分自身、「明日も頑張ろう!」という活力さえ湧いてくるから不思議だった。
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「話しやすいから、なんでも話しちゃう」
この台詞を言われるのは、高校生の頃から。
看護学生の時もだし、プライベートでも『こんな事まで言うつもりなかったのに』とよく言われていた(笑)
あと、よく知らない人に話しかけられたり、道を聞かれたりする率も高い。
(方向音痴なので役に立てないのだけど…(笑))
最近では、『カウンセラーになってみたら?』と同期に勧められるほど。
きっとそれは、ついつい共感するHSPの『性質』がなすものなんだろうな。
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看護師を辞めたいと思った事は、星の数ほどある。
それは、仕事の内容もだったけど、この共感しすぎるゆえに、心が疲弊しすぎて追い付かなくなる事が多かったからなのかなと思う。
でも、この共感力があったから、人が好きで、人と関わる仕事が辞められないってのもある。
だから、いろいろ毎日あるし、また悩んでクヨクヨしちゃいそうだけど、まだしばらくは看護師として生きようと思っている。
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HSPナースの皆様、
この最高のステータス『共感力』をうまく使って、もうしばらく、一緒に頑張りましょうっ(^^)
HSPナース、看護観が揺らぐ事件
さまざまな転職歴のある私。
現在、デイサービスの機能訓練士、兼、看護師との役割を頂き、日々に奮闘している。
看護師は役職名だけで、
実働としては機能訓練がメイン。
何もない平穏な日々であれば、
慣れない業務に一生懸命頑張る日々。
利用者さんともだんだん慣れ、
なんとか業務も出来るようになってきた先日、
ある事件はおきた。
◇◇◇◇◇
朝一番、意識レベルが低下する急変した利用者さんが発生したのである。
その日、ナースがメイン業務の方は一人(普段は二人)、私は機能訓練を一人でこなさないといけない日で、正直、業務的には目一杯な日。
でも、でも、
もちろん、私は看護師の資格を有する、救命に当たるべき有資格者。
フォローの意味を込めて業務にあたった所、もう一人のメインのナースさんが、その場を離れてどこかへ行ってしまうという状況に。
「え、一体どこへ…」
「何も言わずに、私一人に対応させてどういうつもりなんだろう」
と思うものの、意識レベル低下し、嘔吐もしている利用者さんから離れるわけにはいかず、40分が経過。
やっと業務を交代してもらった後、フロアへ戻ると、
バイタルはほぼ計っていない。
皆が急変に気づいていない。
え…
場を離れていた間、一体何をしていたの!?!?
落胆しつつ、仕事に戻ったものの、機能訓練の業務は滞ってしまっていた為、結局、その日はできない人が続出。
◇◇◇◇◇
それも、モヤモヤしてはいたけど、
人命優先が当然と思っていた私は、
自分の中で納得させようとしていた。
しかし、事件はここから。
機能訓練は、実施しないと料金を請求できないのだけど、その人命優先のためにできなかった状況を、
上司が「この日はどうしてこんなに出来なかったの?これじゃ困る。」
と発言し、
急変対応をしていて出来なかった事を説明すると、
(というか、この上司が急変時に状況確認の為に何回も見に来ていたので、知ってるはずなのに)
「(もっと)頑張って。」
といい放たれる始末で、私は、しばらく呆然。
◇◇◇◇◇
どうしても納得できなかった私。
後日、同じ機能訓練士の先輩へ相談。
「そういう時は、もう一人の看護師さんに強めに言い切って『私、仕事に戻らないといけないので代わって下さい』と言わないといけない」
と、指摘される。
私のモヤモヤはさらにおさまらず。
何にモヤモヤしてるのか、その場では分からなかった。
でも、その先輩がいなくなった後、
その場にいた介護主任が一言。
「そんな急変の時は、そっちが優先だよ。それが普通だと思うよ。」
それで、スッキリした。
そうだ。
人命よりも、
利益を優先させる考え方が嫌で、モヤモヤしてるのだ。
やっと納得。
◇◇◇◇◇
なんか、今の職場、そういう雰囲気がなんとなくあって、
どんどん人もやめてくし、
働いてる仲間は好きだけど、
上司や先輩が、ふとした瞬間に…そうなんだよね…
どの職場も、いろいろあるだろうけど、
人命が関わる職種の看護師は独特なのかな。
◇◇◇◇◇
人と関わるのが好き、
人の喜ぶ姿を見るのが生きがい。
HSPナースには多い気がする。
でも、
人間関係や、
割りきれない感情を深く深く考えてしまって、
周りが思っている以上に傷つき、
立ち直れなくなったり、
看護師を辞める選択をする方も
いるんじゃないかな?
私は、いま、
そんな気持ちになってしまっている。
でも、
好きなんだよなぁ。
HSPって、音フェチかも?
HSPって、五感も敏感なんだって!
人それぞれ、どれが、どのくらいってのは、
個人差があるみたいなんだけど( ´ー`)
私の場合は、『音』なんだよね。
そういえば、
HSPって気づく、ずーーーーっと前から、
声フェチだった!
小学生の頃から、
大好きなアーティストの歌声を
イヤホンで爆音で聞くのが、至福の時間だったなぁ…
今も、その趣味は変わらずで、
大好きな音楽を、爆音で← 聴きながら、
大好きな車の運転をする。
または、大好きな音楽を聴きながら、
料理をする。
または、大好きな音楽を聴きながらであれば、
嫌いな運動も頑張れる。
または、心地よい音楽を聴きながら、
勉強や、事務作業を行うと捗る。
私の人生に、欠かせないのが音楽。
そして、自然の音。
海、山、自然の奏でる音を、
何にも考えずに、ぼーっとひたすら聴く。
それに景色が加われば、最高の癒し!
◇◇◇◇◇
でも、嫌いなもの、ストレスなのも、「音」。
例えば、
怒鳴り声は、人一倍のストレス。
あとは、地味に人の咀嚼音がダメ。
ひどいと吐き気がするんよね…
私だけかな?
暴風の日の、風の唸る音と、窓が割れそうに軋む音。
これは恐怖でしかなく、眠れなくなる。
◇◇◇◇◇
音に敏感な事に気づいたのは、
自分がHSPと自覚してからで。
それまでは、それがストレスになっている事も、
逆にストレス発散につながっている事も
知らずに生きてきた。
最初、HSPと分かった時は、
戸惑いと同時に、
取り扱い説明書が手に入ったような
変な安心感でいっぱいになった。
生きづらいのは確かな事だけど。
でも、
敏感なゆえに、
他の人には味わえない
鮮やかな毎日を
思うままにたのしむ事ができる。
それは、
同じ時間を与えられた人生にとって、
何倍も価値あるものだと思えてきた。
頑張りすぎず、
ゆるやかに。
同じHSPの方で
同じ思いをしている方はいるのかな?